こけしの針入れ
東北各地の山間部に伝わるこけし。木材を挽き、椀や盆を製作する「木地師」が、湯治場で作り始めたのが、その始まりと言われています。
11系統ある伝統こけしの中で、津軽系は最も歴史が浅く、斬新な発想と多様な型、描彩、技術を元に発展してきました。青森県のお祭りねぶたの「ねぶた絵」に影響を受けたとも言われ、黒、赤、緑、黄、紫の5色を用いたカラフルな色合いも特長のひとつです。
「こけしの針入れ」は、津軽系こけしの特長でもあるオカッパ頭と鮮やかな色彩をおりまぜて作られました。無垢な表情がかわいらしい、手のひらサイズのこけしです。内部は針山になっており、目細八郎兵衛商店さんの針が3本入っています。針が拾えるよう、底面には磁石をつけました。
▼羊毛の針山。針がさびにくい効果があります
▼底面の磁石で針を拾うことができます
製作
こけしの針入れ|津軽こけし館/青森県黒石市
津軽こけし発祥の地、青森県黒石市にある「津軽こけし館」。地元の有志による“こけし資料館建設運動”により誕生したこのこけし館では、こけしの展示販売のみならず、製作実演やイベントの開催、さらには新たな作品の開発に力を入れてきました。津軽系はもちろんのこと、全国各地の伝統こけし工人や作家との繋がりを築き、現代に生きるこけしを世に送り出しています。
針|目細八郎兵衛商店/石川県金沢市
加賀前田藩が城下を開く以前から金沢に入り、天正三年(1575年)に創業した目細八郎兵衛商店さん。初代八郎兵衛は京都系統の技術に独自の工夫を凝らして今のめぼそ針を作りあげました。針の製造販売を行って440年余、伝統を守り続けています。
商品サイズ
※表示の寸法は目安です。実際の商品寸法とは誤差がある可能性があります
こけし
高さ:90mm
直径:30mm
縫い針
<三ノ二>
長さ:36.4mm
太さ:0.71mm
パッケージサイズ
幅:47mm
高さ:108mm
奥行:49mm
取扱い上の注意
・こけしは天然木を使用しているので、色や木目に違いがあります。また、年数が経つと白い木肌から徐々にあめ色に変化していきます。風合いとしてお楽しみください。
・顔の表情などは職人による手描きのため、個体差があります。
・長時間直射日光や強い照明に当たると、色あせる場合があります。
・表面はコーティング加工(ラッカー仕上げ)をしておりますが、濡れた手やふきん等で磨くと、色落ちする恐れがあります。お手入れの際は乾いた布で磨いてください。
・ジョイント部は湿度や温度変化により、閉まらなくなったり、緩くなったりする場合があります。閉じて保管してください。
・パソコン、携帯電話、電子機器など、磁気の影響を受けるものからは離してご使用ください。
・針は、縫い物以外に使用しないでください。
・針先が鋭利で危険ですので、針の紛失・取扱いには十分ご注意ください。
・使用後は錆び防止のため、汗や脂などを拭き取ってください。
・針山の中に針がもぐり込んでしまわないようご注意ください。
・本製品は針入れ専用です。それ以外に使用しないでください。
・乳幼児の手の届かない所に保管してください。
Cohanaの針山・ピンクッションのバリエーション
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ヒノキのピンクッション 播州織 |
豆枡の針山 |
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波佐見焼 のマグネットスプール |
信楽焼のボタンマグネット |
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淡路瓦の針が磨ける針やすめ |
おはじきの待針 3本セット |
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こけしの針入れ |
小樽切子のピンクッション |
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