Sotto - Potterin(ポタリン)
■サイズ:直径6.8cm × 高さ8.2cm
■カラー:金色 銀色 ピンクゴールド
■素材:真鍮 ステンレス 天然木(メープル) 磁器(美濃焼)
■製法:金型圧縮成形 多種研磨 ガバ鋳込み
■重さ:400g
■内容:おりん本体 鈴棒 香立 火立 花立
お線香 敷布 取扱説明書
■装丁:ロゴ入り化粧箱
■製造:国産 富山県高岡市
しずく型の愛らしい具足。
「pot / ポット(花瓶)」、ぽたりと落ちるしずくの音、具足がつながったおりん。
だから名前は、ポタリン。
2015年にグッドデザイン賞を受賞しました。
しずく型の姿の中に、三具足(火立て、花立て、お香立て)がすべておさめられ、輪型をしたメープルの鈴棒で鳴らす台座が、そのままおりんの役割を果たします。
普段は写真立ての前に一輪挿しとしてさりげなく据えておくことができ、必要の際には、さっと本格的な祈りの場をしつらえることができます。
インテリアライフスタイル展、瀬尾製作所さんのブースにて、初めてこの " ポタリン " を目にしたときの衝撃は、ちょっと忘れられません。
いま瀬尾製作所さんの職人さんとして製作に携わっているある方は、この品に感銘を受け、そのまま製作所の一員になったというお話を聞かせて下さいました。
高岡銅器が持つ可能性と、これからの生活における仏具の本当の使い良さ、
そしてそれらを「雫の形」という、一見ありふれたモチーフに託しながら……
独特、モダン。
施釉しない美濃焼のしっとりマットな肌合いが与える、一輪挿しとしての品。
そしてその中からは、マトリョーシカ人形のように小さな具足が次々と現れます。
しずくのかたちがほぐれて、ひとつの祭壇へと変わる不思議さ。
職人さんたちの工夫と努力、そしてデザイナーさんのアイディアがぎゅっと詰まった、まるで生きているかのような仏具です。
金色、銀色、ピンクゴールドの三色がございますほか、仏具セットとして同じように機能を兼ねた「チェリング」もございます。
お好みのひとつをお選び下さい。
森羅万象を尊び、神仏に手をあわせる。
故人を偲び、ご先祖を敬う。
私たち日本人が古来から大切にしてきた「祈り」の心は、
時代を経ても、脈々と受け継がれてきました。
しかし、その「祈り」を捧げる場においては、
家族構成や住環境が変わってきた今、少しずつ変化が求められているようです。
s o t t o は、現代の暮らしにそっと寄り添う仏具です。
高岡銅器ならではの重厚さはそのままに、光沢感を抑えた金属の質感に自然木のぬくもりを合わせて、
和室にも洋室にも合うシンプルなデザインに仕上げています。
たとえば、家族が集うリビングスペースに。
あるいは、ベッドルームの傍のチェストにしつらえても。
仏壇を置くスペースがない和室にも馴染み、さりげなくインテリアの中に溶け込みます。
s o t t o は、あなたの祈りの心を大切に、ささやかな“ 場” を作るお手伝いをします。
s o t t o の考える祈りの場
時代がどんなに変化しようとも、身近な存在、
大切な人の死を受容することは簡単なことではありません。
遺された者が、死別という事実に折り合いをつけながら悲しみをやわらげていくためには、
物理的な時間が必要であると同時に、心を落ち着ける場が必要です。
そういう意味で、日本古来の「墓」や「仏壇」は、仏さまの浄土を感じ、
故人( ご先祖) と心の対話をする神聖な場としての役割を担ってきました。
しかし、家督制度に対する意識の変化や宗教観の多様化によって、
墓葬の概念が絶対で無くなりつつある今、旧来の仏壇に対する考えも変わってきています。
移住空間の欧米化も相まって、仏壇を設置するスペースを充分に取れないという声も聞かれます。
s o t t o は、そんな変化をとらえ、祈りをささげたいという方の気持ちをまず一番に考え、
暮らしに寄り添う " 祈りの場 " を提案しています。