Sotto - Chering(チェリング)
■サイズ:直径90 × 高さ77(ミリ)
■カラー:金色 銀色 黒
■素材:真鍮 天然木(サクラ) 磁器(美濃焼)
■重さ:570g
■製法:金型圧縮成形、多種研磨、ガバ鋳込み
■内容:香立て 花立て 火立て(カップ型ロウソク)
お線香、敷物、取扱説明書
■装丁:ロゴ入り化粧箱
■製造:国産 富山県高岡市
三具足をひとつにおさめて。
仏具の基本である三具足(みつぐそく)———
火立(ひたて)、香立(こうたて)、花立(はなたて)がセットになったChering(チェリング)は、祈りの場をよりシンプルに、そして時に持ち運びもできるように考えられています。
普段は、陶器と金属の器を重ねて一輪挿しとして置いておき、祈りのときには二つを離し、カップ型のキャンドルを灯してお香を立てます。
線香が静かに燃え尽きたら、再び陶製の花立を金属製のお皿に戻すことで、キャンドルの火が自然と消える仕組みになっています。
仏教ともゆかりの深い、ヘレニズム様式の壷のようなかわいらしい形。
はっきり仏具と分かる特徴と、洋間にも似合うおしゃれなデザインとが、絶妙な線で落ち着いています。
ささやかながらとても親密に感じられる工夫は、金属のお皿にちょこんと開いたマグネットの穴。
携帯したり移動したりする際に、小さい線香立てがお皿の中でカランカランと遊んでしまわないよう、
そのマグネットにくっつくようになっているのです。
そして「チェリング」は、瀬尾製作所さんのものづくりに共通するその精巧さのゆえ、金属のお皿ですらも叩くとおりんのような音が響きます。
小さな姿のなかに、使う人のための工夫がたくさん詰まった、素敵な一品です。
金色、銀色、黒の三色がございますほか、仏具セットとして同じように機能的な「ポタリン」もございます。
お好みのひとつをお選び下さい。
森羅万象を尊び、神仏に手をあわせる。
故人を偲び、ご先祖を敬う。
私たち日本人が古来から大切にしてきた「祈り」の心は、
時代を経ても、脈々と受け継がれてきました。
しかし、その「祈り」を捧げる場においては、
家族構成や住環境が変わってきた今、少しずつ変化が求められているようです。
s o t t o は、現代の暮らしにそっと寄り添う仏具です。
高岡銅器ならではの重厚さはそのままに、光沢感を抑えた金属の質感に自然木のぬくもりを合わせて、
和室にも洋室にも合うシンプルなデザインに仕上げています。
たとえば、家族が集うリビングスペースに。
あるいは、ベッドルームの傍のチェストにしつらえても。
仏壇を置くスペースがない和室にも馴染み、さりげなくインテリアの中に溶け込みます。
s o t t o は、あなたの祈りの心を大切に、ささやかな“ 場” を作るお手伝いをします。
s o t t o の考える祈りの場
時代がどんなに変化しようとも、身近な存在、
大切な人の死を受容することは簡単なことではありません。
遺された者が、死別という事実に折り合いをつけながら悲しみをやわらげていくためには、
物理的な時間が必要であると同時に、心を落ち着ける場が必要です。
そういう意味で、日本古来の「墓」や「仏壇」は、仏さまの浄土を感じ、
故人( ご先祖) と心の対話をする神聖な場としての役割を担ってきました。
しかし、家督制度に対する意識の変化や宗教観の多様化によって、
墓葬の概念が絶対で無くなりつつある今、旧来の仏壇に対する考えも変わってきています。
移住空間の欧米化も相まって、仏壇を設置するスペースを充分に取れないという声も聞かれます。
s o t t o は、そんな変化をとらえ、祈りをささげたいという方の気持ちをまず一番に考え、
暮らしに寄り添う " 祈りの場 " を提案しています。