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PLATE square lim(プレート・スクエアリム)/S【 Canvas HANASAKA(キャンバス・ハナサカ) 】『これが久谷焼ですか』『そう、これも九谷焼です』マットで滑らかな肌に、和食・洋食を問わずお料理が映えます。上品な純白なので、贈り物やプレゼントにも外さない逸品。

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    PLATE square lim(プレート・スクエアリム)/ S

    ■サイズ:縦120 × 横120 × 厚さ4 - リムの高さ15(mm)
    ■成型:タタラ
    ■素材:透光性磁器土
    ■技法:締焼き
    ■ケース:化粧箱
    ■製作:石川県小松市


    土を作るのは粘土屋さん。
    その土で器を創るのは陶芸家や作家さん。

    では、陶芸家でも作家さんでもなく、「粘土屋さん」が器を創ったなら、それはいったいどんなものになるのでしょう?

    谷口製土所さんは、九谷焼の原料" 花坂陶石 "から磁器土をつくり続けて六十数年。
    土のことなら何でも知っている、粘土屋さんです。


    『そんな粘土屋が、土から発想した磁器をつくったらどうなるのだろう?』


    粘土屋さんは考えました。
    その答えのひとつが、この" Canvas "です。
    でも、絵のない九谷焼なんて? これが九谷焼と呼べるでしょうか。


    …絵も釉もない、じっと光を吸いこむ真っ白なうつわ。

    …あんまり静かだから、もしかしたら誰にも正体に気付いてもらえないかもしれない、そんな "九谷焼 " 。


    でも……しーっ。



    ( 本当は、土はこんなこともできる。

      土って、こんなに面白いんだよ。  )



    花坂陶石から土を作り続けて六十数年。
    みんなにこのおどろきやワクワクを伝えたい粘土屋さんが、絵のない、真っ白な九谷焼をつくりました。


    気付いてもらえるまで、" Canvas " はじーーっと待っています。


    ( 料理で絵をかく 九谷焼だよ  ) って。






    見たことも触ったこともない、真っ白な九谷焼

    九谷焼といえば、絵。
    青、赤、黄、紫、緑の顔料を用いて絵付けされた、色鮮やかな花や動物たち、和柄、幾何学模様。
    発色を妨げない薄色の釉で閉じ込められた、うつわの側面をぐるっと巡る絵画。

    その緻密な絵のために、江戸時代の発祥以来じっくりと進化を続けてきた九谷の磁器土と、
    その土を知り尽くし、極上の白と手触りを引き出せる製土所にしかできない、ワクワクするようなものづくり。
    黒い粒や筋の目立ちやすいはずの純白のうつわをあえて選ぶ、九谷の粘土屋さんとしての矜持。

    " HANASAKA(ハナサカ)"は、粘土屋さんが提案する、まったく新しい磁器ブランドです。

    美しく光に透けて、心地よく肌に触れる、高級な土をふんだんに使って。


    " Butterfly Mug(バタフライ・マグ) "―――
    数あるマグカップのうち、ろくろで挽いた薄い手触りを堪能できる、とっておきのマグ。
    せっかくきれいな蝶々がプリントされていても、飲み口や手触りが厚ぼったいと、なんだかすこし残念。
    色の映える良い土と、薄く成形する技術、そしてデザイン全体のバランス。
    そうしてすべてが揃ったとき、くすっとしてしまうような魔法が日常のひとときに訪れます。
    マグと同じ蝶のタグがついたバタフライティーとのセットは、これまた何ともいたずらっぽいアイディア。
    ふちに留まったタグの蝶を外すと、今度は蝶がいつの間にかマグの側面に入り込んだかのようです。

    " Blanc(ブラン) "―――
    無施釉の" Plane(プレーン) "と、内側だけが遠浅の瀬のように青い" Aqua(アクア) "。
    真っ白な側面に、注ぐお酒の流動がすがすがしい影絵を描く、幻想的な酒器たち。
    ひんやり、しっとりした象牙のような肌に触れ、そっと口元に運ぶと、
    今度は内側に透けている指の影に気が付いて、思わずちょっと無口に、でも不思議と満ち足りた気持ちになれる。
    目と指と唇でお酒を味わう、真っ白なひとときのためのグラスです。

    " TOOL(ツール) "―――
    土を練り上げ、ろくろ挽きした素肌のままで焼き締めたシリンダーボウル。
    洋食器、和食器、中華料理の器として。合わせる食事をまるで限定しないシンプルな姿。
    大・中・小の三つを重ねると、モダン絵画の中で抽象化された白い花のようです。
    ろくろで形づくる底面はどこに触れても滑らかで、薄いリムが落とす影すらもまろやか。
    お菓子、ぶどうの粒。イヤリングやネックレスに、お気に入りの石鹸。
    自分だけの宝物を入れて、いつまでも眺めていたくなる、そんな素敵なうつわです。

    " CANVAS(キャンバス) "―――
    野菜で、ソースで、飾りで描くたびに絵を変える、まったく新しい九谷焼。
    ナイフやフォーク、お箸を載せるだけで素敵な絵になってしまう" Plate(プレート)"。
    そしてそば猪口、ぐい呑み、花鉢。何を入れても水彩絵画の一隅に変わる" CUP(カップ)"。
    なぜ数ある白いお皿やコップの中で、CANVASの姿はこうまで独特に映えるのでしょう。
    その秘密は、もちろん顔料で染めた人工的な白が持たない、洗練された陶石土の上質な白。
    陶石のしっとりした肌合いと、練りこんだ珪石(水晶)の透明感。
    独特のしっとりマットな肌は、照明やフラッシュを反射しにくく、
    盛り付けたお料理の色彩がくすんだり、載せた飾りや小物が写真の中で退色したりはしません。
    ソースでお祝いの言葉を書けば、一幅の鮮やかなメッセージになります。
    指輪とお花を載せれば、それが静物画になります。
    絵はなく、絵が色褪せることもない。
    心の原色を描くために生まれたCANVAS(キャンバス)です。


    白い陶磁器を写真に収めるとき、本来ならば極力日向を避けて撮影します。
    釉が日光を反射して、輪郭がぼけたり、ハレーションを起こしたりしてしまうからです。
    ところが無施釉で、透光性の土から生まれるHANASAKA(ハナサカ)のうつわは、
    そこでじっと光を吸い込み、あたかも輪郭が独自の淡い光を放っているかのようです。

    その上質な透光土を練り上げ、焼成と磨き上げを繰り返して得られるマットな肌質は、
    指でそっと撫でると、ファンデーションの原土、オシロイバナの胚乳のよう。
    この生のままの白を見ているだけで、結婚、挙式、いつかの記念日、
    さまざまなお祝いや門出の日の新鮮な気持ちが、ふと心のうちに呼び起こります。
    そうした節目をやがて迎える方にとっては、これから描いてゆく、真っ白な未来の表現となるのでしょう。


    褐色の土から、時間と、技術と、手間をかけて、ゆっくりと引き出す純白。
    そこに込められたにっこりするような発想と、しっとりした触感の魔法。
    テーブルに置いた瞬間、周囲が「しん」と一段階静まるような、上質な土の品性。

    九谷の粘土屋さんが送る、見たことのない九谷焼を、どうぞご覧ください。



    お確かめ頂きたいこととお願い
    ・土の精製から成形後の乾燥など、さまざまな工程に時の自然作用を用いて作られています。
     お届けまでに記載されている以上のお時間を要する場合がございますが、どうかご了承下さいませ。
    ・お洗いになる際は、金属製のたわしやスポンジを避け、柔らかいスポンジをお使い下さい。
    ・オーブンや電子レンジでのご使用はお勧め致しておりません。
    ・冷凍庫で冷やすなど、急な温度変化はひび割れや破損の原因になります。
     ヒビや欠けが生じた場合は、ただちにご使用をおやめ下さい。
    ・締焼きの製品は、釉をかけたものに比べ、色が付きやすくなっております。
     赤ワインや油分の強いお食事をお召しになったあとには、なるべく速やかにお洗い頂くよう、お願い申し上げます。
     着色してしまった際は、食器用の漂白剤に漬け、洗い流してからお使い下さい。
    ・すべて職人の手作業により製作しているため、記載されているサイズとはわずかな誤差が生じる場合がございますが、
     これも手づくりの良さとお考え頂き、末永くお使い頂ければ心より幸いでございます。



PLATE square lim(プレート・スクエアリム)/ S

■サイズ:縦120 × 横120 × 厚さ4 - リムの高さ15(mm)
■成型:タタラ
■素材:透光性磁器土
■技法:締焼き
■ケース:化粧箱
■製作:石川県小松市
 

九谷の土で作る真っ白ですべすべの器。
HANASAKA by 谷口製土所

土を作るのは粘土屋さん。 その土で器を創るのは陶芸家や作家さん。

では、陶芸家でも作家さんでもなく、「粘土屋さん」が器を創ったなら、それはいったいどんなものになるのでしょう?

HANASAKA 九谷焼坏土 谷口製土所

代々、質の高い九谷焼づくりに欠かせない「花坂陶石」を使った磁器土を製造してきた谷口製土所。
粘土屋は、土の個性に通じています。粘土屋は、土の活かし方を知っています。
そんな私たちが粘土から発想したテーブルウェアブランドをつくりました。

九谷焼の粘土屋だからできることがあります。

地域に良質な土がある。
だからその地域に焼き物がある。九谷焼もそうです。
石川県小松市花坂町。
ここで「花坂陶石」という土がとれました。約200年前の話です。
加賀の都が九谷焼の産地となったのも”花坂陶石”の発見に端を発します。

もちろん、九谷焼と言えば絵付けです。先人達が築き上げてきた坏土があり、
釉薬があり、成型技術があり、上絵技術があってこその伝統工芸です。
それでも、粘土あっての焼き物ではないか、というのが私たちの言いぶんです。

粘土屋は、土の個性に通じています。粘土屋は、土の活かし方を知っています。

そんな粘土屋が九谷焼を作ったらどうなるか。

九谷焼の陶磁器ブランドを作ったらどうなるだろう。

粘土屋は夢想します。


その答えのひとつが、この" Blanc "シリーズ。 『光に透ける土を使って。薄く、軽く、滑らかに。』 光を通す磁器の白さと薄さ、
施釉しないマットな表情。 ろくろで挽いた緻密な手触り。たしかに素晴らしいお猪口です。

…でも、上絵はどこにもありません。

側面に水影のかすかに揺れるその様を、これから描く九谷焼です。

" Blanc " は仏語で『空白』。 粋な時間をお過ごしください。

独特のしっとりマットな肌は、照明やフラッシュを反射しにくく、盛り付けたお料理の色彩がくすんだり、載せた飾りや小物が写真の中で退色したりはしません。

ソースでお祝いの言葉を書けば、一幅の鮮やかなメッセージになります。
指輪とお花を載せれば、それが静物画になります。

絵はなく、絵が色褪せることもない。
心の原色を描くために生まれた" Canvas "です。

うつわの大事な役目として、日常を楽しむことがあります。

いくらかわいい絵付きのマグでも、厚ぼったくて、重くて、あんまりテカテカしているとちょっと興ざめするもの。
使っているうちに愛着もなくなって、それでもなんとなく使い続けてしまう…

『そんな「なんとなく」「何気ない」はずの日常が、もっと楽しくなるマグを作ろう』
『光の透ける磁器土を使って。薄く、軽く、滑らかに。』

そうして、「ワクワクするようなマグカップ」のレシピができました。
ひとつひとつロクロで引いた滑らかな表面に、滑らかだから「指にとまって見える」ほど鮮やかな蝶。

『バタフライマグ』は、いたずら好きな粘土屋さんのマグカップなんです。

HANASAKA/ハナサカ(Roots of Kutani)
谷口製土所

九谷焼をバックグラウンドに持った、石川県は小松市の
谷口製土所の職人による陶器のテーブルウェアブランドです。

九谷焼の素材となる"花坂陶石"から磁器土を
作り続けて六十数年。

色絵が主流の九谷焼であえて無地の九谷を提供することが、
九谷焼の「粘土屋」矜持です。
土から発想した九谷焼ブランドを立ち上げたい。
真っ白な九谷焼を見て驚く人の顔が見たい。
新しい九谷焼でワクワクする心を届けたい。
それが、HANASAKAの心意気です。